盛り上がっている甲子園。


本日の早実対駒大苫小牧の決勝戦は、

壮絶な投げ合いの末に、引き分け再試合。


本当に盛り上がっている今大会の決勝戦に

ふさわしい熱闘でした。



ともに今大会に向かう中で

大きなドラマを持っている学校です。(全部にドラマあるけど)

特に早実の斉藤投手。

春の選抜横浜戦大敗からの成長。

怪物といわれる駒大苫小牧の田中投手と対等に

いや、それ以上の延長15回の最後の投球。


想いってどれだけ大切なんだろう。

そう思います。

気合だけじゃ何も出来ないかもしれません。

でも

想いがない所に何も生まれません。

テクニックとか方法論とかやり方とか考えとか

全ては想いの上にあるもの。


あの頃、僕もそんな風に

想いだけでたくさんのことに立ち向かっていた気がします。

今もその傾向は強いのだけれど。。。

何か特別な力もない

何かすごい能力があるわけでもない。

一生懸命に当たり前のことを当たり前にしかできない。

勝ち負けは毎日存在する。

でも

早実の斉藤投手のように、負けてからが成長できるチャンス。

そこにこそ「想いの強さ」が必要だと思います。



明日きっと結果が出るでしょう。

投げて投げての連投で賛否両論が巻き起こるかもしれません。

きっと当の本人たちは「負けたない」だけだと思います。



余談ですが。。。。。


16歳から18歳まで甲子園に行きたくて

アルプスで白い手袋に学ランで応援していました。

最後の学年の時、春の選抜予選では大阪で準優勝で近畿大会へ。

1回戦も決勝戦と同じ組み合わせ。

大阪大会でも延長の末に負けて、近畿大会も3対1で惜敗。

その年、うちの学校に勝ったチームは甲子園優勝。

大阪大会でうちに負けたチームも近畿大会で勝ち上がり

甲子園へ。なんと甲子園でベスト4。

夏の大会は、その2校ともうちと戦う前に敗退。

甲子園は目の前でした。結果はその油断からかベスト8で敗退。

僕らの世代は甲子園にはいけませんでした。


応援団の鉄則

「どんなにつらくてもどんなに負けていても笑顔で精一杯で」

そんな応援団での3年間が僕の原点かもしれません。


今でも最後の試合となった途中で

各団員に伝える伝令で伝えた言葉を胸にしています。


「辛くなったら俺を見ろ。俺は絶対に笑っているから」

熱かったなぁって思うんです。

今そんな風に生きていれているかな、そんなことを思いながら。


さて卒業しても諦められない甲子園。

後輩たちが連れて行ってくれたのは10年後。

その時スタンドで歌った

いや、後輩たちに歌わせてもらった校歌は、今でも胸に焼きついています。

多くの同期や先輩たち、後輩たちと

泣きながら抱き合いながら歌った校歌。


僕は諦めの悪い人間です。だから終わってからも目指したことを

追いかける。

負けても負けても何度でも何度もで。


甲子園は、自分の持つ根源的な何かを湧き出だしてくれます。